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GTINとは?

「GTIN」って何?

 「GTIN(ジーティン)」とは、国際的に決められている標準
商品識別コードのことです。
 
「Global Trade Item Number(グローバル・トレード・
アイテム・ナンバー)」の頭文字を取ってつけられた
ものです。
 
文字通り「グローバルに取引出来る商品番号」という意味
です。 
 
 
「JANコード」とどう違うの?
 
違いはなく、同じものです。
 
「JANコード」は「Japan Article Number(ジャパン・
アーティクル・ナンバー)」の略で日本の商品識別コード
を指しますが、JANコードも国際標準に則って付番さ
れていますので、
 
JTINコードの1つがJANコードなのです。
 
JANコードが日本の国番号が含まれた商品コードを指す
「通称」であるのに対し、
 
GTINは、JANやEAN、UPCなど日本、ヨーロッパ、
米国の標準商品コードを全て含む「国際標準コードの総称」
ということです。
 
ですので、JANコードを指して「GTINコード」と
いう人もいますが、通称か総称かの違いだけなので間違い
ではないのです。
 
GTIN160629.jpg
 
 
GTINを管理する機関
 
2005年設立の「GS1」がGTINを管理しています。
本部はベルギーにあります。
 
「GS1」の前身は「国際EAN協会(European Article Number International)」
です。
 
国際EAN協会は、1977年に欧州12ヶ国の流通業界と
コード管理機関により設立された、商品コードの国際
管理機関です。
 
2005年に国際EAN協会が改称され「GS1」と
なりました。
 
 
GTINの活用範囲は?
 
1. これまで
GTIN(JAN)は、小売業の店舗において、
レジでバーコートをスキャンすることで売上管理や
分析に活用されています。
 
受発注や物流にも使用されています。
 
2.現在
実店舗ほど普及していませんが、一部のECサイト
(ネットショップ)でも商品識別のために使用され
ています。
 
しかし、顧客IDと紐づけた顧客購買履歴分析
ニーズが高まるに従って、
 
ECサイトにおいてもGTINの利用がより一般的
になりつつあります。
 
つまり商品マスタにGTIN(JAN)を登録する
流れが加速しているのです。
 
 
3.今後
WEB上では、商品識別からさらに進んでGTINを
キーに商品情報の伝達にも利用されるようになるで
しょう。
 
 
まとめ
 
・「GTIN(ジーティン)」とは、国際的に決められている
 標準商品識別コードのこと。
 
・GTINの1つがJANコードである。
 
・従ってJANコードをGTINと言う人もいるが、
 これは間違いではなく正しい。
 
・GTINの管理機関はベルギーに本部を置く国際機関「GS1」。
 
・GTINは現在は小売の実店舗での利用が主だが、WEB上での
 GTIN利用も進みつつある。
 
・今後は、GTINに商品情報が付加され、消費者に届けられる
 動きがある。
 
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